うまうまもぐもぐ

大阪で中学に給食がないのが普通で、給食の実施率が全国最下位だというのがネットでネタになっていた。
給食について橋本知事が補助金を出して給食の実施率を上げようという事を言い出してるそうだ。

中学校に調理室を設置すると一校で１億５千万円かかるんだとか。
１００校で１５０億だ。

大阪府、中学に給食導入　実施率が全国最下位で　英検トップ５０校には５億円の予算

一方、橋下知事はこの日、府内の公立中学校に給食を導入する方針を明らかにした。府内の公立中学校の給食実施率は２０年度で７．７％と全国ワースト。橋下知事は「１５０億～２００億の規模を計上できるくらいのところまでいけた。２３年度当初予算まで制度設計ができるかはともかくとして、折衝して詰めている」と述べた。

２０年度の文科省の調査では愛知県１００％▽東京都８８％▽京都６１％－など、大阪は全国で突出して低い実施率となっている。

給食を実施しようとする市町村に補助する計画で、府教委が各市町村の意向を確認しているという。府教委によると、中学校で調理室を設置する場合、１校あたり約１億５千万円かかるという。

これはちょっと違うんじゃないだろうか。
中学の時、1年だけ大阪にいて、その他は他県で給食を食べていた経験があるが、給食が無くても何も問題は無かった。
基本は弁当で、弁当がないときは購買でパンを売っていたし、朝にクラスごとに頼んでおけばパンが箱に入ってクラスごとに来た。

今給食費の未納が問題になっているが、数から言えば「払えない」人ではなく「払えるけど払わない」人がほとんどだと聞く。
なので弁当やパンだからといって、食べられない子供がいるかと言うといなかった。

もちろん昼食が食べられない子もいるはずだが、そういう家庭へのケアはまた別の問題であって、対処も学校ではなく別の福祉政策で対処するものだと思う。

給食は明治からあった学校もあるが、基本的には戦後の食糧難とアメリカの余剰生産物のはけ口としての援助、それに米食の日本にアメリカの小麦食文化を強制的に入れていく戦略が元だ。
現代の日本では戦後と状況が違いどうしても給食にする必要はない。
もちろん今給食を実施している所がやめることは無いが、実施していない所をわざわざ１５０億～２００億円かけて変える必要があるとは思えない。
その２００億を別で使うところがあるはずだ。